着工しました
本日、4階の改装工事が始まりました。これまで使われていなかった宴会場を、車いすの方もご家族と一緒にお泊まりいただける客室へと生まれ変わらせる工事です。
新しい客室の名前は「岡止々岐(おかととき)」。夏から秋にかけて紫の花を咲かせる、桔梗の古い呼び名からいただきました。
完成までの歩みを、このページで少しずつお伝えしてまいります。
Universal Guest Room ─ Coming Soon
ひふみ旅館 新客室
おかととき
桔梗の、いにしえの名。
車いすの方も、ご高齢の方も、障がいのある方も。
ご家族や仲間と、同じお部屋で京都の旅を。
そんな客室を、4階につくっています。
2027年1月 完成予定 / 2027年2月 ご宿泊開始予定
工事日誌を読むOur Wish
「みんなと同じ宿に、泊まりたい。」
京都駅前のひふみ旅館には、毎年たくさんの修学旅行の生徒さんがお越しになり、車いすの生徒さんもお迎えしてきました。その一方で、ご家族と離れて眠ることが難しいお子さんには、学校で旅館をお使いいただいていても、近くの別のホテルに泊まっていただくしかない場面がありました。
国内外からお越しになるお客様にも、ご高齢になり、座椅子やお布団よりも椅子とベッドを望まれる方が増えています。
年齢や障がいのあるなしにかかわらず、ご家族や仲間と同じお部屋で、旅館らしい京都の時間を過ごしていただきたい。修学旅行で訪れた生徒さんが、いつか大人になって、ご家族と一緒に思い出の宿をもう一度訪ねてくださる。三世代でくつろげる、京都駅前の旅館でありたい。「岡止々岐」は、そんな願いから生まれる客室です。
これまで使われていなかった4階の宴会場を改装し、ワンフロアにひと部屋だけの、ゆったりとした客室に生まれ変わらせます。
The Room
設計図にもとづく、いまの計画です。
4階のエレベーターからお部屋の入口までの道のりを短くし、移動のご負担を少なくします。
お部屋の玄関框(上がり框)には段差がありますが、手すりと移動式スロープで、車いすのまま通れるようにします。玄関から先のお部屋の中は、段差をなくします。
約89㎡のお部屋に、リビング・ダイニング、ベッドルーム、書斎を備えます。トイレと洗面室は、開け閉めしやすい引き戸にします。
車いすのままでも入れる広さの浴室に、手すりと滑りにくい床を。お湯の温度もご自分に合わせて調整していただけます。
セミダブルのベッドと、ひじ掛けのある椅子を並べたダイニングテーブル。床に座るのがつらい方にも、ゆったりお過ごしいただけます。
ご家庭と同じように、お食事もお洗濯もお部屋の中で。食物アレルギーや食文化への配慮が必要な方、付き添いのご家族にも安心してご滞在いただけるようにします。
障子のような風合いの内窓など、京都の旅館ならではの落ち着きを大切にします。ワンフロアにひと部屋なので、静かにお過ごしいただけます。
工事の進み具合により、内容が変わることがございます。出入口の幅などの詳しい寸法は、完成後に実際に測ってからお知らせいたします。
The Name
岡止々岐おかととき
「岡止々岐(おかととき)」は、夏から秋にかけて紫の花を咲かせる桔梗(ききょう)の古い呼び名「をかととき」から名づけました。
平安時代の延喜年間(918年ごろ)に深根輔仁(ふかねのすけひと)がまとめた薬物の辞書『本草和名(ほんぞうわみょう)』。その「桔梗」の項には、和名「阿利乃比布岐(ありのひふき)」とならんで、もうひとつの名「乎加止々岐(をかととき)」が書きとめられています。
『本草和名』では、音をあらわす万葉仮名で「乎加止々岐」と書かれています。客室の名前には、この古名に当館で「岡止々岐」の字をあてました。
千年あまり前から呼ばれてきた、やわらかな響きの名前です。
出典:『本草和名』上巻「桔梗」の項(「和名阿利乃比布岐 一名乎加止々岐」)。
本文は 辞書語彙データベース「本草和名データベース」 により確認しました。
Story
新しいお知らせから順に並んでいます。
本日、4階の改装工事が始まりました。これまで使われていなかった宴会場を、車いすの方もご家族と一緒にお泊まりいただける客室へと生まれ変わらせる工事です。
新しい客室の名前は「岡止々岐(おかととき)」。夏から秋にかけて紫の花を咲かせる、桔梗の古い呼び名からいただきました。
完成までの歩みを、このページで少しずつお伝えしてまいります。
Information
この客室は、観光庁「観光地・観光産業におけるユニバーサルツーリズム促進事業」の補助を受けて整備しています。
工事の進み具合は、上の「工事日誌」で随時お伝えしてまいります。